>>瓦版トップ >>159号トップ >>特集 坂道の宝庫、保土ケ谷を行く
写真・資料提供/
保土ケ谷区役所総務部区政推進課
 標柱を設置したリ全国から愛称を募集したりと、「坂の街」づくりに積極的に取り組んでいる横浜市保土ケ谷区。区内には名前のあるものだけでも30近くの坂があります。相鉄線沿線の近くにあるものに限っても、「銀杏(いちょう)坂」といった風情のある名前の坂から「レンガ坂」などの不思議な名称の坂まで多彩な坂道が点在。そんな保土ケ谷区内の主な坂道を紹介します。

 ふだん何げなく、あるいは息も絶え絶えになりながら上り下りしている坂道も、いわれなどを知って眺めると、いつもとは違った趣を感じることができます。「坂道の宝庫」保土ケ谷区で坂道散策を楽しんでみてはいかがですか。



岩井坂 いわいざか
[保土ケ谷区岩井町]
横浜環状1号線から、享保2年(1717年)建立の北向(きたむき)地蔵へと延びる坂。晴れた日には、坂上から首都高速道路の高架越しに富士山が見えることも。
岩崎坂 いわさきざか
[保土ケ谷区岩崎町]
岩崎小学校の近くから市営桜ヶ丘アパートへと至る階段坂。生け垣が連なる坂の中腹には木製電柱なども建ち、昔ながらの面影をとどめています。
銀杏坂 いちょうざか
[保土ケ谷区明神台]
保土ケ谷公園と明神団地の間にある坂。その名の通り銀杏並木が続き、一面が山吹色に染まる秋の景趣は一見の価値あり。
いわな坂 いわなざか
[保土ケ谷区岩井町]
名前の由来は不明で、漢字表記は「石名坂」「石難坂」などの諸説が伝わる坂。坂の中腹には北条政子が使ったといわれる御所台(ごしょだい)の井戸(政子の井戸)が保存されています。
霞坂 かすみざか
[保土ケ谷区霞台]
坂名は町名に由来。周辺の台地に霞がかかると美しいことから、昭和初期にこの町名になったそう。季節には坂道沿いに咲くアジサイが目を楽しませてくれます。
釜台つづら坂 かまだいつづらざか
[保土ケ谷区釜台町]
上星川駅前から延びる坂で、延長と高低差は区内第1位。かつて源頼朝が茶をたてた「釜壇(かまだん)の石」があり、転じて釜台という町名や坂名になったそう。
神戸坂 ごうどざか
[保土ケ谷区神戸町]
天徳院(てんとくいん)のそばから月見台交差点へ抜ける坂で、名前は町名に由来。安土桃山時代に開山した天徳院には、運慶作といわれる地蔵菩薩坐像(ぼさつざぞう)があります。
権太坂 ごんたざか
[保土ケ谷区権太坂]
名前の由来には2つ説があり、1つは江戸時代初期に坂を開いた人物の名が「権左ヱ門」だったというもの。もう1つは、旅人に坂名を聞かれた老人が間違って自分の名前を答えたというものです。
水道坂 すいどうざか
[保土ケ谷区川島町]
上星川駅そばの蔵王神社前交差点から西谷浄水場へと至る坂。坂は水道道の一部であり、坂上に西谷浄水場があることから、この名前になりました。
なかよし坂 なかよしざか
[保土ケ谷区釜台町]
和田二丁目公園から常盤台小学校に抜ける階段坂で、名前は平成17年度の愛称募集により決まったもの。坂を彩る絵は、常盤台小学校の生徒によるものです。
七曲坂 ななまがりざか
[保土ケ谷区西久保町]
保土ケ谷区と西区の境にあり、国道1号線から富士見丘学園へと至る坂。名前の由来は曲がりくねっているからですが、実際の曲がり角は4つ。
西富士見坂 にしふじみざか
[保土ケ谷区月見台]
名前は旧町名の「神戸上町 字西富士見阪」から。坂上からの眺望はいいものの、富士山は見えません。「へっぴり坂」「首ふり坂」などの別名もあり。
東富士見坂 ひがしふじみざか
[保土ケ谷区月見台]
西富士見坂の東側にあり、名前は旧町名の「神戸下町 字東富士見阪」から。坂の中腹からみなとみらいなどが望めますが、こちらも富士山は見えません。
ビール坂 びーるざか
[保土ケ谷区月見台]
横浜ビジネスパークから月見台交差点へ抜ける坂。近くの湧水(わきみず)を利用してビールを製造していた「大日本ビール会社」(明治39年ごろ設立)があったことから、この名前に。
仏向原坂 ぶっこうはらざか
[保土ケ谷区仏向]
和田町駅と上星川駅のほぼ中間にある正福院(寺)から続く坂。この地名は、かつて正福寺の住職が北条家に謁見(えっけん)した際に「仏に向かう姿勢」を述べたことに由来するそう。
みずのさかみち みずのさかみち
[保土ケ谷区川島町]
環状2号線から県営西原住宅に抜ける坂。坂の地中に水道管が埋設されていることから、この名に。すぐそばには陣ケ下渓谷が広がっています。
峰坂 みねざか
[保土ケ谷区峰岡]
坂の出発点は、星川駅の近くにある国道16号線沿いの保土ケ谷郵便局前。そこから裁判所通りに至ります。名前は旧町名の「大字帷子(かたびら) 小字峰」から。
宮田坂 みやたざか
[保土ケ谷区宮田]
洪福寺松原商店街のほど近くにある宮田中学校の目の前に延びる坂。名前は町名から付けられたもので、区内の坂では延長2位、高低差3位。
みらい坂 みらいざか
[保土ケ谷区西久保町]
JR保土ヶ谷駅から徒歩15分ほどの場所にある、みらいの見える丘公園へと至る坂。名前は、平成16年度の愛称募集で決まりました。
りょうけ坂 りょうけざか
[保土ケ谷区川島町]
川島小学校の近くにある坂。坂のふもとと頂上の2軒(両家)の家が中心になって坂をひらいたことが名前の由来だとか。勾配(こうばい)のきつい急坂で、坂上には休憩用のベンチも設置されてます。
レンガ坂 れんがざか
[保土ケ谷区峰岡]
横浜新道と国道16号線が交わる陸橋下交差点の近くから延びる坂。明治・大正期に水道管を埋設する際、階段をレンガで築造したことから、この名に。現在も踊り場にはレンガが敷かれています。


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