Web出張版

本誌では書き切れなかった取材時のこぼれ話などを、こちらでご紹介!

桐の家

「豚肉は千葉県の小川ファームから仕入れています。そこは飼育場の面積が広いため、豚の脂付きが優れているんです。揚げ方は、初めに高温の油でさっと、次に低温の油でじっくり火を通します。そうすると、衣はサクッと、肉がジューシーに揚がるんです」と、看板メニューであるとんかつについて説明してくださった、2代目(候補)の安田雄太さん。とんかつはシンプルな料理だからこそ奥が深くて難しいと語ります。「良い素材だからといって、良いとんかつになるとは限りません。例えば、揚げ油も1度の違いで衣が焦げてしまうこともあるんです」。そんな安田さんは洋食屋などで腕を磨き、4年前に家業に入ったそうです。2代目としてのプレッシャーはありませんか。「全くないといったらウソになりますが、特に意識していません。僕がすべきことは、おいしいとんかつを揚げることです。これからもお客様からの信頼を得られるように、自分にできることを一つ一つ積み重ねていきたいと思っています」

食彩ダイニング き~たんち

和洋中の多彩な料理がメニューに並ぶ、こちらのお店。人気メニューについて伺うと、「よく注文をいただくのは『カプレーゼ』や『生春巻き』、私のイチ押しは『おばんざいセット』です。お客様からも『何が売りなの?』ってよく聞かれるんですよ」と苦笑を浮かべる店主の菅谷絹江さん。そのイチ押しの「おばんざいセット」を撮影していると、「これもオススメなんですけど」と「唐揚げ」をつくってきてくださいました。「この『唐揚げ』には10種類以上の調味料を使っています。どの料理も、私なりにひと手間加えているんです」と語る菅谷さん。あの、結局、何が売りなんですか。「お客様には、友達の家に遊びに行ったときのようにリラックスした時間を過ごしていただきたいと思っています。だから、私としても料理の味付けなど、なるべくお客様のリクエストに応えたいと思っているんです。あれ、質問は何でしたっけ?」。え〜と、質問はともかく、楽しい時間を過ごせるお店ってことですかと伝えると、「そうそう!」と笑顔でうなづく菅谷さんなのでした。
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ぶどうの樹

売れ筋のパンを伺うと「まんべんなく人気なんですよ」としばらく困った表情を浮かべ、本誌で紹介したパンを選んでくださった職員の両角智恵さん。「個人的にオススメのものを選びましたが、特に好きなのはアップルパイです。外のパイ生地がサクッと、中のリンゴがシットリとしていて、お客様にもとても好評なんですよ」とのコメントをくださいました。また、こちらのパンは溶岩釜で焼き上げているので食感がモチモチであることなど、お店の特徴を説明してくださった両角さん。ところで、こちらは障がいのある方々が働く福祉施設なんですよね。「障がいのある方々と一緒に日々おいしいパンをつくっています。ただ、そういった施設だからということではなく、おいしいからと足を運んでくださるお客様が多く、私たちもそのような声が励みになっています。おかげさまで来年でオープンから10年になります。地域の方々に支えていただいていることを実感しています」

麺’sレストランYABU

「49年前に父が日本そば屋として始めたんです。父の代から料理人を雇って中華料理も提供していました。でも、ある日、その料理人が出勤してこなくなったんです。それで急遽、私が中華料理を任されることになったんですよ」と、お店の来歴を語ってくださった2代目店主の鈴木美則さん。いずみ中央駅の開業が平成2年なので、49年前というと……。「今、駅がある辺りは田んぼでしたよ」と鈴木さんは往時を懐かしみます。ところで、中華料理はどう修得したんですか。「つくりながら覚えるというのも変な話ですが、試行錯誤を重ねて今に至っている感じですね」。メニューが多いのは試行錯誤のたまもの(?)ですか。「毎日いらしてくださる常連さんに飽きられないように、いろいろ新しい料理を考えているんです」と鈴木さん。この「ペペロンタンメン」なども常連さんのために?「いや、ふざけたメニューを考えるのも好きなんです。でも、そういうふざけたものが意外と評判が良かったりするんですよ」といって相好を崩す鈴木さんなのでした。