Web出張版

本誌では書き切れなかった取材時のこぼれ話などを、こちらでご紹介!

蔵元佳肴 (くらもとかこう) いづみ橋

料理長の根本真さんは宮城県仙台市の出身で、地元で創作和食の店を営んでいた方。その後、海老名の老舗酒蔵「泉橋酒造」の蔵元である橋場友一さんと出会ったのが縁で、平成27年にこちらのお店をオープンしたそうです。「私も蔵元も思いは一緒で、日本酒のさまざまな楽しみ方を提案したいということです。良い意味で、日本酒のイメージを裏切りたいんです」。そのため「この料理にどんなお酒を合わせるか」ではなく、「このお酒にどんな料理が合うか」とメニューを考えていくそう。「スパークリングの日本酒を飲みながら料理を発想することもあります」と根本さん。そんな根本さんがつくる料理は味も盛りつけも繊細ですが、それだけにとどまりません。「この記事は4月に出るんですよね。だったら、これかな」と季節に合わせた薄桃色の杯をご用意くださるなど、心配りも細やか(本誌の写真参照)。根本さんのプロフェッショナルなお仕事ぶり、とても勉強になりました!
http://izumibashi.com/kakou/

Queue de Lapin (クゥ デ ラパン)

こちらのお店は20年以上前から平成27年10月まで「洋菓子工房 リジェール」の名で営業していた地元の人気店。現オーナーの米田達哉さんは2代目になります。「子どものころから、継ぐことは当然だろうと考えていました」と語ります。ケーキや焼き菓子には、地元・海老名産のイチゴや相模原産の有精卵、藤沢産の小麦などが使われています。やはり、素材によっておいしくなるんですか。「いや、いくら良い素材を使ってもおいしいケーキができるとは限りません。何事もそうですが、ケーキづくりもバランスが難しいんですよ」と語る米田さん。ところで、こちらでは待ち時間が最短10分のホールケーキが人気です。なぜ、そんな短時間でホールケーキができるんですか。「事前にさまざまな準備をしているからです。あ、詳しいことはホームページをご覧ください、と書いておいてください」と米田さん。ということで、米田さんのケーキづくりへの思いがたっぷりつづられた下記ホームページ、ぜひご覧ください。
http://queuedelapin.info/

Trattoria Legami(トラットリア レガーミ)

若いころに旅行したことがきっかけでイタリアにハマり、料理だけでなく車やバイクもイタリア製が好きだと語るオーナーシェフの剱持(けんもち)恵一さん(写真左から2人目)。今でも年に1回はイタリアを訪れるそうですが、どこにそれほど惹かれているんですか。「イタリア人は気持ちの良い人が多いんですよ。ただ、行くたびに新しい発見がある分、イタリアのどこが好きなのか、自分でも分からなくなってきています」と苦笑する剱持さん。ところで、こちらのメニューには本誌で紹介した「キタッラ」や「プロシュートコット」をはじめ、「サルシッチャ」や「ビステッカ」など、日本人にはなじみのない名前が並んでいます。「あえて、そうしているんです。お客様から『これって何ですか?』と質問を受けることで、コミュニケーションが生まれますから」と剱持さん。というわけで、こちらのお店を訪れた際は(写真左から)伊藤若菜さん、剱持さん、中村海渡(かいと)さん、木原愛子さんに積極的に声を掛けてみてください。

肉のだいわ

いきなりですが店主の樋口清さん、なぜお肉屋さんを始めたんですか。「兄が始めた肉屋を手伝ったのがきっかけ。私はデパートに勤めたこともあるんですが、向いていなくて半年ほどで辞めてしまいました」と苦笑する樋口さん。結局、お兄さんのお店で修業をし、昭和51年に海老名に自身のお肉屋さんを開店したのだとか。当時と今とでは海老名も変わりましたか。「そのころはうちのような個人商店が40軒近くあったんだけど、今では数軒しかなくなってしまって寂しいですね。ただ、ありがたいことにうちのお客さんは古くからの方も多くて、2代、3代にわたって来てくださる方もいるんです」と樋口さん。やはり、多くのお客さんのお目当ては「コロッケ」などの自家製総菜ですか。「『コロッケ』は多いときには1日に2,000個も売れたんですよ。一から手作りだから大変なんですけど。ぜひ食べてみてください」と「コロッケ」や「メンチカツ」をお土産にくださる樋口さん。駅に向かいがてらいただいた「コロッケ」は心まで温まるような優しい味わいでした。